ひとり部活動記録

文章書いたり、筋トレしたり、自転車漕いだり、山登ったり、基本はひとり。

文藝部

「ことば」の役割について。

真っ暗な世界を朝日が照らし出し、その美しさに胸を打たれた時。「執念」とも言える美しい手描きアニメに感動した時。ライターとしてお金を稼いでいるにもかかわらず、僕には日常生活で言葉にならない時がある。このあいだだって真っ青な空の下、地元の商店…

伝えたいこと、伝わること、伝えるということ

アニメ『甘々と稲妻』がなかなか良くて、自分も食の大切さを伝えたいと思った。このアニメは漫画原作のある作品で、誰と何をどんな風に食べるかの大切さを、可愛らしい絵柄と丁寧な描写で伝えてくれる。 この作品の素晴らしさと、食の大切さを自分の鬱時代の…

文豪も〆切と戦っていた!(今日は短文)

こんな本を買った。 タイトルは『〆切本』。表紙には「どうしても書けぬ」「あやまりに文芸春秋社へ行く」「拝啓 〆切に遅れそうです」とかしこまってるのになんとも弱気な文言が並び、裏表紙には「ほんとに風邪ひいたんですか」「ほんとだよ」なんて担当者…

プロのライターとして考えること【思考の垂れ流し】

「ライターとしてどうなっていきたいのか」この疑問には度々ぶつかる。僕の仕事は多少は自分で選べる部分はあるものの(多分普通のサラリーマンよりは仕事の選択権は大きい)、やっぱりクライアントさんからお話をもらって書くことがほとんどだ。もちろんト…

ターニングポイントに、少しメモ。

思えば「一度腹を決めて、ライターをやってみよう」と決心してから、あと3ヶ月で2年になる。たかが2年かと言われるかもしれない。でも僕は1年とちょっとしかまともに社会で働いていないので、すでにライターとして活動し始めてからの期間の方が長いのだ。な…

【創作小説】昔書いたとクソカワカップルの話(終)

下世話な話、と前置きをする話は当然下世話なのだが、じゃあそれがすべて下品なのかと言うと、そういうわけでもない。小夜子はその時自分の下着に思いをはせた。彼女の判断力はその情報を受けて、ゴーサインを出したのである。話自体は下世話でも、聞いてみ…

【創作小説】昔書いたクソカワカップルの話3

店長と、彼女が出会ったのは、そう秋口だったか。青々と嫌みたらしく茂っていた夏の緑葉が、少し名残惜しげな流し目でもって頬を朱に染めていた。そんな木々のしおらしさに、もう少し愛してやればよかったな、と人々が後悔し始めたころ、彼が近くのスーパー…

【創作小説】昔書いたクソカワカップルの話2

しかし、その店長に最近女の影があるのでは、という噂が流れている。パートのおばさんなんかはその噂で仕事の能率が一・二倍になったほどである。ある高校生アルバイトの女の子によると、どうも近頃店長が早上がりの時に、店の前で待っている女性がいるそう…

【創作小説】昔書いたとある少年たちの話

僕は今、銃を持った男たちに追われている。僕がお母さんの言いつけを守らなかったからだ。町中を逃げているようではどのみち見つかるので、そのまま住宅街から山道に入った。それでも男たちは諦める様子もなく、さっきも必死に逃げる僕の真横の木の幹がショ…

【創作小説】昔書いた「カヨコ」という名のクソカワ娘の話2

※ちょっとわかりにくくなっているので補足。先週アップしたシーンは、地域のお祭りの前夜祭に、神社の境内で同級生の女子とサジとカヨコが居合わせて、倒れたサジをカヨコが医務室に連れて行った、というシーンでした。今回はその続きです。 「あ、いかん、…

【創作小説】昔書いた「カヨコ」という名のクソカワ娘の話1

カヨコの手のひらが音高く榊原東子の頬を叩いた。 「フラれた腹いせにつまらんこと言うな」 低く唸るような声だった。言葉にならない音を口から漏らしている榊原東子の顔がカッと赤くなる。 「つぎサジのこと馬鹿にしたら、ぶん殴る」 カヨコはいつもそうだ…

今週金曜日から毎週1本ずつ過去の小説アップします。

昨晩のエントリーで「書きたいことを書く」「書きたいものを書く」という話をした。「書きたい」と言えばやはり僕の場合小説である。 小説はいい。テキトーなことを書いていても、「創作だから」とか「登場人物の言ってることだから」などと言い訳をして好き…

改行くらいはする。

近頃ブログの文章を書いていて、コメントとかも貰ったりして「ちょっとこれブロガーっぽくね?」などと馬鹿げた幻想を抱いていたりもしてみたが、自分が書いた文章を読んでみるとイマイチ自分の好きな文章になっていないのである。「これは商売用の文章では…

プロライターがウェブの文章について本気出して考えてみた結果wwwww

プロのライターがガチで選んだ、文章がうまくなりたい人が読むべきスゴ本10冊 出典:http://careersupli.jp/work/writer/ この記事を読んでいて思ったのは、「あれ、俺って文章テキトーに書きすぎじゃない?」ということ。 今日のブログはこの自分の中にふと…