ひとり部活動記録

文章書いたり、筋トレしたり、自転車漕いだり、山登ったり、基本はひとり。

「ことば」の役割について。

真っ暗な世界を朝日が照らし出し、その美しさに胸を打たれた時。「執念」とも言える美しい手描きアニメに感動した時。ライターとしてお金を稼いでいるにもかかわらず、僕には日常生活で言葉にならない時がある。このあいだだって真っ青な空の下、地元の商店…

自分の<好き>を知っておくのが「ご機嫌のための作法」

以前『ごきげん力8つの育て方 運も縁も思うがまま』という本を参考に、「いつもご機嫌でいるために知っておくべきこと」という記事を書いた。著者の裏地桂子さんが言うには、私たちがご機嫌でいるための最も基本のエクササイズが「好きのあぶり出し」なのだ…

「何もない自分」に自信を持て。

心のよりどころは、常に自分でなければ、心は安定しない。心のよりどころを他人に求めると、その人に振り回される。自分の救済者は、自分自身しかいないのだと覚悟を決める事。それが心の安定につながる。おはようございます。(小池 一夫)— 小池一夫 (@koike…

伝えたいこと、伝わること、伝えるということ

アニメ『甘々と稲妻』がなかなか良くて、自分も食の大切さを伝えたいと思った。このアニメは漫画原作のある作品で、誰と何をどんな風に食べるかの大切さを、可愛らしい絵柄と丁寧な描写で伝えてくれる。 この作品の素晴らしさと、食の大切さを自分の鬱時代の…

【九月のふりかえり】ほとんど仕事せず、うずくまってた。

九月の中頃から慢性的に体調を崩し、朝吐き気やら頭痛で起きられず、昼からも集中できないまま一日を終える日が月末くらいまで続いていた。 九月は数えてみると、一日フルで仕事をしたのは九日間だけ。半休も「仕事をした」とするとあと五日間は増えるが、半…

「他人に認めてもらいたい自分」との付き合い方

いつも通りダラダラと書く。人に認めてもらわないと辛いのは結構たくさんの人が抱えている弱さだと思う。僕もこの弱さはたっぷり抱えていて、27年の人生のうち24年くらいはこの弱さにがんじがらめになってきた。でもこの弱さがあったから僕は天王寺高校に行…

文豪も〆切と戦っていた!(今日は短文)

こんな本を買った。 タイトルは『〆切本』。表紙には「どうしても書けぬ」「あやまりに文芸春秋社へ行く」「拝啓 〆切に遅れそうです」とかしこまってるのになんとも弱気な文言が並び、裏表紙には「ほんとに風邪ひいたんですか」「ほんとだよ」なんて担当者…

アニメ『SHIROBAKO』から考える、ライターとしての振る舞い方。

『SHIROBAKO』というアニメを知っている人は少ないかもしれない。深夜アニメだし、内容もアニメ業界で働くヒロインたちを中心にしたお仕事ものだからだ。おそらくアニメを見る人の中でも見ていない人は多いと思う。 出典:http://shirobako-anime.com/index.…

プロのライターとして考えること【思考の垂れ流し】

「ライターとしてどうなっていきたいのか」この疑問には度々ぶつかる。僕の仕事は多少は自分で選べる部分はあるものの(多分普通のサラリーマンよりは仕事の選択権は大きい)、やっぱりクライアントさんからお話をもらって書くことがほとんどだ。もちろんト…

高知大学に外部講師として行ってきました。

7/5から7/6まで、去年の11月以来に高知へ行ってきました。 母校・高知大学の恩師・田鎖一馬先生から、外部講師として1時間半の講義を担当してくれとのご依頼を受けたからです。 受講生は学部一年生(つまり18歳)、講義のテーマは「働くこと」。僕はそこにサ…

ターニングポイントに、少しメモ。

思えば「一度腹を決めて、ライターをやってみよう」と決心してから、あと3ヶ月で2年になる。たかが2年かと言われるかもしれない。でも僕は1年とちょっとしかまともに社会で働いていないので、すでにライターとして活動し始めてからの期間の方が長いのだ。な…

なりたい自分になれないのは「なりたい自分になれる自分」を忘れているだけ。

「解決策がわかっていて、解決したいと思っているはずなのに、その解決策をとらない人」「努力すればなりたい自分になれることがわかっているのに、努力ができない人」僕は大学時代くらいから、こういう人の気持ちや頭の中がまったく理解できなかった。 これ…

【人生がうまくいかない理由について】

もしあなたが自分の人生は誰かのせいで、何かのせいでうまくいかないと思っているのなら、それはそういう人生を自分で選びとっているだけだということを知るべきだ。 少しだけ昔、人類が空を飛ぶのは不可能だと思っていたし、インターネットなんて存在すらし…

【ランサーオブザイヤー2016が僕にくれたもの】

ランサーオブザイヤー2016から4日が経って、ようやくあの日自分の心の中に起きたことを整理できたので、ここに書いておきたい。 僕は授賞式の次の日の朝に逃げ帰るように新幹線に飛び乗った。その日の夜はやたらと目が冴えた。授賞式・文章講座を含め、「自…

【自分の人生を生きる方法】

自己承認欲求というものはマズローの5段階欲求説では「尊厳欲求」に相当する、人間の欲求の中でもかなり上位の欲求だ。そのため満たされた時のテンションの上がりようは、それより下の「社会的欲求」(帰属意識)や「安全欲求」(健康や雨風をしのぐ家)、「…

【ランサーオブザイヤー授賞式を終えて】

僕たちはもう少し、頭を柔らかくする必要がある。 日本のクラウドソーシングのパイオニア・ランサーズの発表によれば、現在日本には広義のフリーランス(個で活動し、何らかの報酬を得る人)は1000万人以上いるそうだ。 この数字は総労働人口の1/6にもなる。労…

追想 僕はあの日真っ白になって、今日「高知」を卒業した。

だいぶ前、12月頭に書いた文章なのだけれど、ブログに出すのを躊躇っていた。でも「あの日」も過ぎてしまったことだし、全文を載せようと、ふと思った。やや嫌悪感を感じる人もいるかもしれないが、気にしないことにする。 2012年の2月、確かあれは18日だっ…

【創作小説】昔書いたとクソカワカップルの話(終)

下世話な話、と前置きをする話は当然下世話なのだが、じゃあそれがすべて下品なのかと言うと、そういうわけでもない。小夜子はその時自分の下着に思いをはせた。彼女の判断力はその情報を受けて、ゴーサインを出したのである。話自体は下世話でも、聞いてみ…

【創作小説】昔書いたクソカワカップルの話3

店長と、彼女が出会ったのは、そう秋口だったか。青々と嫌みたらしく茂っていた夏の緑葉が、少し名残惜しげな流し目でもって頬を朱に染めていた。そんな木々のしおらしさに、もう少し愛してやればよかったな、と人々が後悔し始めたころ、彼が近くのスーパー…

【創作小説】昔書いたクソカワカップルの話2

しかし、その店長に最近女の影があるのでは、という噂が流れている。パートのおばさんなんかはその噂で仕事の能率が一・二倍になったほどである。ある高校生アルバイトの女の子によると、どうも近頃店長が早上がりの時に、店の前で待っている女性がいるそう…

【創作小説】昔書いたクソカワカップルの話1

「晩飯?あるけど。もうそっちでるの?わかった、待ってるよ」 店長は電話を切った。最近話題になっている機種で、タッチパネルを採用したものだ。いまいちその話題性の原因を店長は理解できていなかったが、以前このことを店のアルバイトの人(といっても店…

忘年会の季節ですね。「お残しは許しまへんでえ!」

【創作小説】昔書いたとある少年たちの話

僕は今、銃を持った男たちに追われている。僕がお母さんの言いつけを守らなかったからだ。町中を逃げているようではどのみち見つかるので、そのまま住宅街から山道に入った。それでも男たちは諦める様子もなく、さっきも必死に逃げる僕の真横の木の幹がショ…

アイドルマスター・天海春香の可愛さについて。

要約 アイマスのはるるんめっちゃ可愛い!マジ最高!ずっと応援し続けるよおおおおおおお!!!! 本文 天海春香はアニメ・アイドルマスターの主人公の1人である。ふたつのリボンがトレードマークで、「リボンがないと誰かわからなくなる」と公式スピンオフ…

【創作小説】昔書いた「カヨコ」という名のクソカワ娘の話2

※ちょっとわかりにくくなっているので補足。先週アップしたシーンは、地域のお祭りの前夜祭に、神社の境内で同級生の女子とサジとカヨコが居合わせて、倒れたサジをカヨコが医務室に連れて行った、というシーンでした。今回はその続きです。 「あ、いかん、…

「僕がうつ病になって知った10のこと」

随分期間が開きましたが、「僕がうつ病になって知った10のこと」をようやく書き上げました。都合4時間かかった……。 高知へのバスの中でスマホだけで書いたので、文章に雑な部分も少なくないとは思いますが、まあ、気にしないでください。 また、前回同様長文…

この漫画サイコーです。ヒロインほんま可愛いです。

中村明日美子先生と言えばBL(ボーイズラブ)界では言わずと知れた漫画家である。線の細い、なで肩の、三白眼の美しい男子ばかりを描き、こんなにきれいな男子たちが仲睦まじくするのなら、男同士の恋も素敵かもしれないとか思ってしまうほど、その作品は美…

山は「そぎ落とす」場所

21日の土曜日。大阪河内長野市の岩湧山(標高約897.7m)に登ってきた。頂上には一面のススキの原が広がっている、とても美しい山である。 アクセスも比較的良く、今回はメジャーな紀見峠駅から滝畑ダムへ向かうルートを選んだ。同行者は「いつもの」幼馴染。…

【創作小説】昔書いた「カヨコ」という名のクソカワ娘の話1

カヨコの手のひらが音高く榊原東子の頬を叩いた。 「フラれた腹いせにつまらんこと言うな」 低く唸るような声だった。言葉にならない音を口から漏らしている榊原東子の顔がカッと赤くなる。 「つぎサジのこと馬鹿にしたら、ぶん殴る」 カヨコはいつもそうだ…

今週金曜日から毎週1本ずつ過去の小説アップします。

昨晩のエントリーで「書きたいことを書く」「書きたいものを書く」という話をした。「書きたい」と言えばやはり僕の場合小説である。 小説はいい。テキトーなことを書いていても、「創作だから」とか「登場人物の言ってることだから」などと言い訳をして好き…