【「日本」が崩れる音がする】

大体の話がだ。学問をおろそかにする、ないがしろにするということは、そのまま思想・信条をおろそかにするのと同じことなのである。

昨今安保法案だ、戦争反対だとあちこちで騒いではいるが、「文系学科を廃止せよ」という現政権のやり方に対して、誰かスピーチでもしたのか。

「まあ正直文系は社会で役に立たないものも多いからなあ」とかクソボケたことを言いやがる人間も少なからずいるのが現状ではないのか。

ではそもそも理系は役に立っているのか。経済を活性化させれば役に立っているとでも言うのだろうか。

それはあまりにも思慮分別のつかない考え方ではないだろうか。

理系は役にたつと思って必死こいて頑張ってきた結果が、今の日本だというのに、諸君の目は節穴か。

・学者の意見を「現実に即さない戯言である」と無視をする。

→違憲指摘の早大長谷部教授が会見「憲法学者９５％は同意見」

・28歳でも38歳になっても大した判断能力もない国民だというのに18歳に選挙権利を与える。

→｢18歳選挙権｣は､本当に与えてもいいのか

・体制批判をしがちな文系学問の経済面からの弾圧を行う。

→国立大学改革亡国論「文系学部廃止」は天下の愚策 - 内田樹☆

・「都市への人口集中を避ける」なんてお題目で定員を超えた私立大学への補助金を減額する。

→＜大規模私大＞定員超過分は助成減額…文科省方針

これらの記事が何を言わんとしているのかを歴史の流れから考える頭を持たねばならない。

学問を軽視し、政治や国、全体主義をほめそやす。

全くもって太平洋戦争前夜である。

安保改正や戦争法案などに気を取られているすきに、外堀を埋められていることには気づきもしないではないか。

安倍首相は一人鏡に向かってこう言っているだろう。

「馬鹿な国民だ。テキトーな餌をばらまいておけばいつの間にか自分の首が落ちていることにも気づかないのだから」。

刮目せよ。

今日本国の終焉が間近に迫り、そこには大日本帝国が復興しようとしている。

ひとり部活動記録