「ファストフード」が価値になる時代はもう終わってるんスよ。
以前、仕事でこんな記事を書きました。
この記事書いてる時に思ったんですよね。
「ファストフードの時代って、本当にもう終わりかけてんだなあ」と。
でもこれって、当たり前といえば当たり前なんです。
「これからのビジネスはカスタマイズがスタンダートになる!?」
この記事にも書かれてるんですけど、食べ物を含むモノが飽和状態になると、1つ1つの価値が陳腐化しちゃって、どんどん洗練される方向に文化がシフトするんです。
それまで画一的なものが価値を持っていた時代は終わって、「自分だけのもの」をいかに作るかが重要になってくる。
これはきっと人生も同じで、「良い大学入って、大きな企業に入って、マイホームを買って」みたいなスタンプラリー的人生も、普遍的な価値はなくなっていくんです。
まあ、この辺りは僕の世代はどストレートに理解できるんじゃないですかね。
先日高知から大阪にやってきた後輩に、こんなお土産をもらいました。
自分がいつも使っている醤油やお酢、ゆず果汁なんかを使って、オリジナルの出汁醤油やポン酢が作れるっていう商品です。
「出汁醤油なんて買ってくりゃいいじゃん」とも言えるわけなんですが、こうやって自分でこだわって作るものとか、誰かがこだわって作ってるものって、理屈抜きで美味いんですよね。
出汁がでるのには時間がかかるし、お酢やゆず果汁の配合を間違えたら、好みの味にはならないかもしれない。
工業製品じゃないから「ブレ」もあるし、失敗もあるわけです。
でもそれが「生きてる」ってことなんじゃないんですかね(飛躍)。
「次はどうしたら美味しくなるかなあ」とか考えながら作るのが楽しいし、豊かだと思います。
「ブレない意志を持つ」とか「一本芯の通った人」がもてはやされますが、ブレた方が面白い時もあるし、芯なんてないぐにゃぐにゃの人の方が優しかったりするんです。
今回はかな~り話が飛躍しましたが、「ファストフードの価値が低下しているってことと、人生観のスタンダードが少しずつ変わってきていることには、相関性がある」ってことでした。