ひとり部活動記録

文章書いたり、筋トレしたり、自転車漕いだり、山登ったり、基本はひとり。

今週金曜日から毎週1本ずつ過去の小説アップします。

昨晩のエントリーで「書きたいことを書く」「書きたいものを書く」という話をした。「書きたい」と言えばやはり僕の場合小説である。

小説はいい。テキトーなことを書いていても、「創作だから」とか「登場人物の言ってることだから」などと言い訳をして好き放題できる。もちろん論理的に破綻していたり、物語の筋道が無茶苦茶だったりすれば読むのも苦痛な代物になってしまうが、逆に言えば辻褄さえ合っていれば世界を平和にすることだってできるのである。

例えば僕はうつ病に悩むフリーライターに扮することができるし、どんなことにも動揺しない強靭な精神力の持ち主としても登場することができる。あるいは土手を夕陽に向かって走り、好きな子を叫ぶような恥ずかしいことだってできるし、リア充たちに向かって徹底的な嫌がらせをする正義の味方にもなれるだろう。うまく描けば修行僧や職人、猫や犬にだってなれてしまう。

またキャラクターを立てるとなると、やはり「普通」では面白くないので、極端な性格の持ち主を描くことが多いが、これは自分の内面にある特徴を1つずつ突出させることで、日頃はできないことや言えないことを登場人物に言わせることだってできる。例えば渋谷のスクランブル交差点でみょうちくりんなダンスを踊らせてもいいし、山の中を半袖半パンで這いずり回らせてもいい。洞窟の中で断食行をして悟りをひらかせてもいいかもしれない。

何か伝えたいことがあるとか、世の中に何かを提案したいとか、そういった立派な志で小説を書くならこんなに好き放題はできないが、ストレス解消に書きなぐる分には全く問題ないのである。

しかしながら、しかしながらである。僕は小説を書くとなると、たいていの場合恋愛小説を書く。「甘酸っぱい恋」とか「あの夏の思い出」とか、「黒髪の美少女」とかそういうのが大好物なので、とかく恋物語を書きたがる。これまで書いた小説で、恋愛を題材にしていないものはおそらくない。構想段階で恋愛要素を差し引いた作品は、すべて挫折している。僕の頭の中はそんじょそこらの乙女よりお花畑なのだろう。うふふふふふふ。

閑話休題(多分3文目から閑話である)。

なぜこんなことを書き始めたのかというと、タイトルの通り、今週の金曜日から毎週、過去のショートショート作品を少しずつアップしていこうと考えたのだ。賞に出したのは『岸田』以外にも1本あるが、この2本は長いのでブログにあげるのはやめておく。未読の人はメールアドレスでもくれれば送ろう。

始めに言っておくが無論すべて恋愛ものである。しかもかなり妄想色が強い。ただ自分としては「かわいい女の子」「かっこいい女の子」「グッとくる男の子」ばかりを並べている。妄想が大好きな萌え豚諸君には強くオススメしたい。

ひとまず今週末はゲイの男の子とそんなゲイの男の子を好きになってしまった勝気な女の子の物語だ。これに並行してまた新しい妄想譚でも書ければいいなあと思っている。では今日はこの辺で。