ひとり部活動記録

文章書いたり、筋トレしたり、自転車漕いだり、山登ったり、基本はひとり。

「他人に認めてもらいたい自分」との付き合い方


いつも通りダラダラと書く。

人に認めてもらわないと辛いのは結構たくさんの人が抱えている弱さだと思う。僕もこの弱さはたっぷり抱えていて、27年の人生のうち24年くらいはこの弱さにがんじがらめになってきた。でもこの弱さがあったから僕は天王寺高校に行けたし、高知大学にも行けたし、最初に勤めた会社でも楽しく頑張れた。

しかし厄介なことに僕はこの弱さに「振り回される」傾向にある。だから他人に期待されていると思うと、その期待に応えるどころか期待以上のものを見せたくて頑張りすぎる。その結果自分のキャパシティ以上の努力をしてしまって、エンジンがオーバーヒートした車みたいに停止してしまう。

この構造に気づいてからは意識的にブレーキをかけたり、そもそも他人の期待を避けるという方法をとっている。この方法を採用してからはとても生きやすくなって、毎日が楽しい。他人の期待ではなく、自分の自分に対する期待に少しずつ答えていくだけでいいからだ。


しかし時折このスタイルが体調や精神状態のせいでガタッと崩れる時がある。「俺なんてダメだ」「やっぱり会社員がえらい」「もう死にたい」とか、考えてもどうしようもないこと、結論にもなっていない結論ばかり頭の中をぐるぐる回るようになる。

こうなると「自分で自分の期待に応えているだけのスタイル」が通用しなくなる。誰かに認めてもらいたくなってしまう。ところがここで誰かに認めてもらう手軽さを覚えてしまうと、またもとの他者依存のライフスタイルに戻ってしまいかねない。特に僕は恋人がいると、そこにのめり込んでいくタチで、以前それで人生を変えるような痛手を負ったことがある。これだけは避けたい。

なし崩し的に「努力しすぎてオーバーヒートする」パターンに入っていくことだけは回避するべきだ。



だからそこでグッとこらえる。「他人に逃げるな」と言い聞かせる。他人に逃げることは自分にとって失礼だ。自分に礼を失すれば必ずあとで自分に返ってくる。あらゆることから逃げても、自分からは逃げたくない。

筋トレをしたり、山に登ったり、小説を書いたり、積み木をしたりして、とにかく自分の世界に没頭する。自分と延々と向き合う。そうしていると一日か二日くらいでブレイクポイントが見えてくる。もちろんそれだけで全てが楽になって、もとの状態に戻れるわけではない。でもそこから少しずつ積み重ねられるようになる。「元の状態」が見えてくる。それがわかればあとは積み重ねるだけだ。

そういう時は他者との接点をできるだけ断たなくちゃいけない。ノイズがどうしても混ざってしまうからだ。なのでこの作業をしている時ほど、今の仕事が自分に合っていると思うことはない。