ひとり部活動記録

文章書いたり、筋トレしたり、自転車漕いだり、山登ったり、基本はひとり。

今年のテーマ「変態」。

1月30日、この日僕は28歳になる。というのは、これを書いているときはまだ27歳なので、このような書き方をする。

この1年は妙に長かった。よく「短いようで長かった。長かったようで短かった」なんて言うが、僕にとってのこの1年は決して短くはなかった。しかし同時にうんざりするほど長かったわけではない。妙に長かったのだ。

3月にはランサーズオブザイヤーというイベントに招待していただき、ここ数年では考えられないような数の人の前に立った。行く前から気に病み、当日も会場の渋谷に着いたのに「吐きそうだ、帰ったほうがいいかもしれない」とか思っていた。それくらい緊張していた。少しだけ参加した懇親会でも食事も飲み物もろくに喉を通らず、そのあと友人に頼まれていた文章術講座もほとんど頭真っ白のまま喋った。東京から帰ってしばらくは体調が元に戻らなかった。

7月には母校の高知大学で特別講師をした。数年前まで引きこもりで、ほとんど寝たきりの生活を送っていた自分の話を学生達は熱心に聴いてくれた。質問も具体的にしてくれたし、ちょっとした人生相談までしてくれる子もいた。この月はいやに忙しく、ほとんど休みは取れなかったけど、無理を押して行った甲斐があったと思った。ただ、やっぱりこの後体調を崩し、吐きそうになりながら仕事をこなしたことを覚えている。

8月には念願のロードバイクを購入し、筋トレ、山に続く趣味に自転車が加わった。9月には恋人と金沢に行き、自分とは違う変な視点でお寺や風景を見る彼女のことを尊敬した。10月からは例年通り山に入り、いろいろな自然を見た。自分の足で歩き、山に登ったり山を越えたりするのは本当に楽しい。山から降りた後、自分が登った山を見るといつも「俺も捨てたもんじゃないな」と思える。

11月には電動歯ブラシを買ったり、ストレッチを始めたり、頭皮ケアを始めたりして生活のクオリティが上がった。このころから死に際とか生き様について考える時間が増えた。その答えはまだ出ていないけれど、「仕事以外は役立たず」というキャラを定着させれば結構楽しく生き、死ねるんじゃないかと目論見始めている。

12月・1月はあまり良い月ではなかった。季節の変化で体調を崩し、何をするにも心身ともに重かった。「無責任なやつだ」とか「お前の生活は俺より劣っている」とか言われた気がしたりして落ち込んだりもした。そんな中でも仕事はしたし、筋トレやストレッチも続けてきた。

去年一年のテーマは「休む」だった。今年は「変態」にしたい。また日を改めて書きたいが、変態は面白い。僕も変態になりたい。あと裏テーマに「もっと休む」を小声で入れたい。去年の休日は130日とちょっとだったので、もう少し休みたい、145日くらい。

もし次に僕と会って「変態だな」と思ったら、褒めてやってください。