【シャネルと新国立とスクワット】
欲しいものがたくさんある。
マーガレット・ハウエルのセーターとか
出典[ファッションプレス]
マーガレット・ハウエルのスーツとか
出典[ファッションプレス]
「重量は増やさない」とか言いつつ、バーベルのプレートも欲しいとか思っちゃったりもする。
出典[Amazon]
会いたい人がたくさんいるし、登りたい山もたくさんある。
会いに行くにもお金はいるし、山を登るにも交通費や食料費などのお金は必要だ。
かといってもちろんお金は無限にはない。
むしろ僕の場合、同年代の独身男性よりもお金の心配をするべき環境にある。
お金の使い方を検討する必要が出てくるわけだ。
今なお世界の最先端を走るトップブランド「CHANEL」の創設者にして、女性解放の先駆者ココ・シャネルはこう言った。
世の中には、
お金持ちな人と
豊かな人ってのがいるわ。
引用[ココ・シャネルの名言・格言]
彼女はまたこんな風にも言っている。
出典[イベンダフルニュース]
贅沢とは、
居心地がよくなることです。
そうでなければ、
贅沢ではありません。
引用[ココ・シャネルの名言・格言]
私は贅沢が大好きです。
贅沢とは、お金を持っていることや、
けばけばしく飾り立てることではなく、
下品でないことをいうのです。
下品こそ、もっともみにくい言葉です。
私はこれと闘う仕事をしています。
引用[ココ・シャネルの名言・格言]
下品ではないお金の使い方とは、彼女の言う贅沢とは、豊かさとは一体どんなものなのだろうか。
下品な服装は服だけが目につき、
上品な服装は女を引き立たせる。
引用[ココ・シャネルの名言・格言]
それはきっと、この言葉に表れているように、自分の価値を高めるものなのかもしれない。
服やアクセサリー、あるいは車に家、ひょっとすると仕事や肩書きなんかも。
自分が「かっこよくなる」「よりよくなる」ということの意味をいつも考え続け、そのためにお金を使う。
それがココの言う、「エレガンス」なのだろう。
エレガンス とは、
青春期を抜け出したばかりの
人間がもつ特権ではありません。
それは、すでに将来を手に入れた
人間がもつ特権なのです。
引用[ココ・シャネルの名言・格言]
「お金がない家庭がフェラーリ買うと言ったら『アホか』と言われるのと同じ。教育にもっと使うべきところがある」
出典[WEB RONZA]
天下の橋下徹大阪市長は、例の新国立競技場の総工費2500億円問題についてこうコメントしたのだとか。
今朝の毎日新聞によれば、党首である安部総理自らが掲げたマニフェストだから引っ込みがつかないなんて実情もあるそうな。
実は僕、冒頭で挙げたマーガレットのスーツを本気で買おうと予約までしていた。
けれどよく考えるとあんな深いVゾーンのジャケットは顔の小さい僕には似合わないし、第一スーツなんて年に何回かしか着ないのにそんな上等のものがいるはずもないのだ。
出典[ファッションプレス]
でもなんだか欲しかった。
セットアップで欲しいというのもあったし、パーっとお金を使ってやりたいという気持ちもあった。
ところがある日バーベルスクワットをしていて、はじめて54kgをメインセットでやりとげたとき(自分の限界に打ち勝ったとき)、なんだかそんなことにこだわっている自分がひどく馬鹿らしく思えた。
僕はそうして7万円もするジャケットをキャンセルし、1.2万円の懸垂マシンを買った。
自分の意地を捨てて、内実を取れた瞬間だ。
何が言いたいのかといえば、安部総理もスクワットを始めればいいということだ。
お金の使い方は、難しい。