ひとり部活動記録

文章書いたり、筋トレしたり、自転車漕いだり、山登ったり、基本はひとり。

2016-01-01から1年間の記事一覧

自分のうつ病を「うつ病持ちの精神科医の視点」で考える意味

先日、日本評論社『精神科医が自ら綴る症例報告 内因性うつ病からの回復』という本を読んだ。うつ病の闘病記的な本は、たいていが普通の仕事をしている人が多く、文章も稚拙だし、内容的にも似通ったものが多い。うつになる原因や、症状は確かに多種多様だが…

「想い」や「考え」は言葉にしなきゃ伝わらないよ

世の中には「本人にしかわからないこと」が少なからずある。例えば僕は高校のバスケ部生活2年ほどで、足首を2回(3回だったかな?)、右手中指を1回骨折している。これだけ短期間に骨折を繰り返すと、折った途端に「この痛みは折れてる。むやみに動かしたら…

【閲覧注意!愚痴です】「物書きとしてのプライド・仁義」とかうるせえ。

DeNA騒動でも関係ライターに対して「物書きとしてのプライドないの?」とかいう意見があった。これを先日、僕も直接言われた。以下その経緯である。・知り合いの専門家に「専門家の立場からオススメの映画20本紹介してくれませんか」と言ったところ、「いい…

「うつ」カテゴリの更新予定について。

12月5日のエントリー「少し、ゆるく、決めたこと。」(http://hitoribu.blog.fc2.com/blog-entry-73.html)で書いた通り、「うつ病に関する書籍を読む」というアクションを起こし始めている。ただうつ病関連の書籍は、うつ病を経験した人が快方に向かうまで…

しょうもないことこそが人生だ。

僕は毎日しょうもないことにかかずらっている。毎日のように部屋にある筋トレ器具で腕やら脚やらがパンパンになるまで筋肉に負荷をかけ、山の上で椅子に座ってぼんやり星を見るためだけに9時間山道を歩き続ける。どうにもスクワットやベンチプレスの効果が…

少しだけ前へ。

ちょっとタイムリーな話題を書いたので、週一の更新ペースとは別で投稿します。DeNAの医療系キュレーションサイト「WELQ」。なんだかいろんな情報が飛び交っていて惑わされるけれど、結局のところ「信ぴょう性のない医療情報をあちこちからカットアンドペー…

「執念」のある仕事。

「執念」のある仕事がしたい。近頃そう思うようになってきた。「こだわり」ではない「執念」だ。そこには憎しみとか怒りとか、そういう負の感情も混ざっている、「執念」。それがこもっている仕事には、どこか凄みというか、ぞっとするような迫力がある。そ…

少し、ゆるく、決めたこと。

僕はうつ病の経験がある。2年ほど前から病状が劇的に良くなり、今では月に一回くらいの頻度で落ち込むくらいで、あとは基本的にノーテンキに生きることができるようになった。しかしもともと自律神経が丈夫でないのか、思わぬアクシデントに見舞われるとあっ…

今の僕にとって一番大切なのは「自分が楽しいと思うこと」だ。それ以外はこれと比べると圧倒的に優先順位が低い。何よりもまず、自分が納得して「楽しい」「楽しもう」と言えることが重要だと思っている。しかしこの「自分が楽しいと思うこと」は意外と正確…

忘れられた「言葉=世界」を思い出すこと。

先日、日本人が昔使っていた「青」について書いた時に、ふと自分が以前書いた「青」についての文章を思い出した。評判も良い文章だったので、ちょっと掘り起こして転載しておきたい。以下転載(修正あり) 沖縄、宮古島の海は青い。青いと一口に言っても、そ…

最高に美しく死ぬ方法。

紅葉を見に、滋賀県武奈ヶ岳に行ってきた。シーズン真っ盛りというわけではなかったけれど、頂上付近は見頃を迎えていたので、その美しさをテント泊で堪能してきた。いやはやあの山は何度行っても感動させてくれる。紅葉というのは冬になると葉を落とす落葉…

「ことば」の役割について。

真っ暗な世界を朝日が照らし出し、その美しさに胸を打たれた時。「執念」とも言える美しい手描きアニメに感動した時。ライターとしてお金を稼いでいるにもかかわらず、僕には日常生活で言葉にならない時がある。このあいだだって真っ青な空の下、地元の商店…

自分の<好き>を知っておくのが「ご機嫌のための作法」

以前『ごきげん力8つの育て方 運も縁も思うがまま』という本を参考に、「いつもご機嫌でいるために知っておくべきこと」という記事を書いた。著者の裏地桂子さんが言うには、私たちがご機嫌でいるための最も基本のエクササイズが「好きのあぶり出し」なのだ…

「何もない自分」に自信を持て。

心のよりどころは、常に自分でなければ、心は安定しない。心のよりどころを他人に求めると、その人に振り回される。自分の救済者は、自分自身しかいないのだと覚悟を決める事。それが心の安定につながる。おはようございます。(小池 一夫)— 小池一夫 (@koike…

伝えたいこと、伝わること、伝えるということ

アニメ『甘々と稲妻』がなかなか良くて、自分も食の大切さを伝えたいと思った。このアニメは漫画原作のある作品で、誰と何をどんな風に食べるかの大切さを、可愛らしい絵柄と丁寧な描写で伝えてくれる。 この作品の素晴らしさと、食の大切さを自分の鬱時代の…

【九月のふりかえり】ほとんど仕事せず、うずくまってた。

九月の中頃から慢性的に体調を崩し、朝吐き気やら頭痛で起きられず、昼からも集中できないまま一日を終える日が月末くらいまで続いていた。 九月は数えてみると、一日フルで仕事をしたのは九日間だけ。半休も「仕事をした」とするとあと五日間は増えるが、半…

「他人に認めてもらいたい自分」との付き合い方

いつも通りダラダラと書く。人に認めてもらわないと辛いのは結構たくさんの人が抱えている弱さだと思う。僕もこの弱さはたっぷり抱えていて、27年の人生のうち24年くらいはこの弱さにがんじがらめになってきた。でもこの弱さがあったから僕は天王寺高校に行…

文豪も〆切と戦っていた!(今日は短文)

こんな本を買った。 タイトルは『〆切本』。表紙には「どうしても書けぬ」「あやまりに文芸春秋社へ行く」「拝啓 〆切に遅れそうです」とかしこまってるのになんとも弱気な文言が並び、裏表紙には「ほんとに風邪ひいたんですか」「ほんとだよ」なんて担当者…

アニメ『SHIROBAKO』から考える、ライターとしての振る舞い方。

『SHIROBAKO』というアニメを知っている人は少ないかもしれない。深夜アニメだし、内容もアニメ業界で働くヒロインたちを中心にしたお仕事ものだからだ。おそらくアニメを見る人の中でも見ていない人は多いと思う。 出典:http://shirobako-anime.com/index.…

プロのライターとして考えること【思考の垂れ流し】

「ライターとしてどうなっていきたいのか」この疑問には度々ぶつかる。僕の仕事は多少は自分で選べる部分はあるものの(多分普通のサラリーマンよりは仕事の選択権は大きい)、やっぱりクライアントさんからお話をもらって書くことがほとんどだ。もちろんト…

高知大学に外部講師として行ってきました。

7/5から7/6まで、去年の11月以来に高知へ行ってきました。 母校・高知大学の恩師・田鎖一馬先生から、外部講師として1時間半の講義を担当してくれとのご依頼を受けたからです。 受講生は学部一年生(つまり18歳)、講義のテーマは「働くこと」。僕はそこにサ…

ターニングポイントに、少しメモ。

思えば「一度腹を決めて、ライターをやってみよう」と決心してから、あと3ヶ月で2年になる。たかが2年かと言われるかもしれない。でも僕は1年とちょっとしかまともに社会で働いていないので、すでにライターとして活動し始めてからの期間の方が長いのだ。な…

なりたい自分になれないのは「なりたい自分になれる自分」を忘れているだけ。

「解決策がわかっていて、解決したいと思っているはずなのに、その解決策をとらない人」「努力すればなりたい自分になれることがわかっているのに、努力ができない人」僕は大学時代くらいから、こういう人の気持ちや頭の中がまったく理解できなかった。 これ…

【人生がうまくいかない理由について】

もしあなたが自分の人生は誰かのせいで、何かのせいでうまくいかないと思っているのなら、それはそういう人生を自分で選びとっているだけだということを知るべきだ。 少しだけ昔、人類が空を飛ぶのは不可能だと思っていたし、インターネットなんて存在すらし…

【ランサーオブザイヤー2016が僕にくれたもの】

ランサーオブザイヤー2016から4日が経って、ようやくあの日自分の心の中に起きたことを整理できたので、ここに書いておきたい。 僕は授賞式の次の日の朝に逃げ帰るように新幹線に飛び乗った。その日の夜はやたらと目が冴えた。授賞式・文章講座を含め、「自…

【自分の人生を生きる方法】

自己承認欲求というものはマズローの5段階欲求説では「尊厳欲求」に相当する、人間の欲求の中でもかなり上位の欲求だ。そのため満たされた時のテンションの上がりようは、それより下の「社会的欲求」(帰属意識)や「安全欲求」(健康や雨風をしのぐ家)、「…

【ランサーオブザイヤー授賞式を終えて】

僕たちはもう少し、頭を柔らかくする必要がある。 日本のクラウドソーシングのパイオニア・ランサーズの発表によれば、現在日本には広義のフリーランス(個で活動し、何らかの報酬を得る人)は1000万人以上いるそうだ。 この数字は総労働人口の1/6にもなる。労…

追想 僕はあの日真っ白になって、今日「高知」を卒業した。

だいぶ前、12月頭に書いた文章なのだけれど、ブログに出すのを躊躇っていた。でも「あの日」も過ぎてしまったことだし、全文を載せようと、ふと思った。やや嫌悪感を感じる人もいるかもしれないが、気にしないことにする。 2012年の2月、確かあれは18日だっ…