ひとり部活動記録

文章書いたり、筋トレしたり、自転車漕いだり、山登ったり、基本はひとり。

今の僕にとって一番大切なのは「自分が楽しいと思うこと」だ。それ以外はこれと比べると圧倒的に優先順位が低い。何よりもまず、自分が納得して「楽しい」「楽しもう」と言えることが重要だと思っている。

しかしこの「自分が楽しいと思うこと」は意外と正確に見極めることは難しい。メディアや周囲の空気感に楽しいと思わされているだけで、自分の心の奥底ではそこまで楽しいわけではなかったりする。【自分の<好き>を知っておくのが「ご機嫌のための作法」】でも書いたような好きのあぶり出しをしたり、【高知大学に外部講師として行ってきました。】で書いた以下のような「考える力」「疑う力」が必要になる。

「会社員で働く=働くこと」といういまだ日本では根強いこの常識をまず疑う。誰かに与えられた答えを自分なりに読み解き、そこに解釈を加え、新しい答えを導いていく。そうした作業の繰り返しが「自分にとっての幸せ」「自分にとって大切なこと」を見つけ出す訓練になる。だから大学4年間は勉強をした方がいい。勉強をして、考える力を養っていれば、社会や他人の価値観に振り回されずに生きられるようになる。その力がなければどこかで誰かに自分の人生を搾取されることになる。そうならないためにも、勉強をしよう。

「それが普通だ」「当たり前だ」「しょうがないことだ」そういうことを鵜呑みにして受け入れていると、それらの問題を疑って解決しようとする人たちとは幸せや楽しさの面で大きく差をつけられてしまうだろう。

例えばファイントラックの「ドライレイヤー(R)」はそれまで登山者の中で「当たり前」「しょうがない」ことだった、汗による衣服の「濡れ」とそれが乾く時に体温が奪われることによる「冷え」を解消した画期的な商品だ。


※モデルの人の筋肉がすごすぎて動画の内容頭に入ってこないwwww

ドライレイヤーには強力な防水加工が施されている。これによって一度皮膚から吸い出された汗は二度とドライレイヤー(R)の中に戻らない。そのためこれを着ていると常に皮膚は乾いた状態が保てるため、濡れも冷えもないというわけだ。もちろん汗の不快感も最小限に抑えられる。ちなみに、ファイントラックはこのドライレイヤー(R)に、吸汗素材を組み合わせることで、ドライレイヤー(R)が吸い出した水分をさらに外へ拡散させるようなレイヤリング(重ね着)を推奨している。

このように「それが普通だ」「当たり前だ」「しょうがないことだ」で諦めずに、普通を疑い、当たり前を拒否し、しょうがないなんてことはないと状況を変えようとすれば、活路が見出せる可能性が残る。これが幸せや楽しいという気持ちにつながっていく。誰だって問題は解決したい。しかしそれを「解決しよう」と思うことが重要なのだ。

大切なこと 

先日ある友人にこんな話を聞いた。やりたいと思って始めた仕事で、実際にやっていて楽しいと感じる瞬間もある。ただ、毎日終電で帰る生活の中で「仕事以外」のやりたいこと、楽しいと思うことができなくなっていった。食生活も乱れっぱなし、ゆっくり食事を作るなんてこともない。彼女は「徐々に壊れていく自分」を感じたそうだ。そこで会社側に言って意識的に仕事量を減らし、早めに帰る時間を作った。するとそれまでできなかった趣味が2つ、3つと増え、見える世界が変わっていったと言う。

多くの人は「徐々に壊れていく自分」に気づけないか、気づいても「他の人も同じだ」「普通のことだ」と諦めて状況を変えようとしないだろう。しかし彼女はそこで「こんなのおかしい!なんのために生きているんだ!」と考える力を持っていたから、状況を変えることができたのだ。

もちろん毎日きっちり仕事をして結果を残していなければ仕事量を減らすこともできない。普段から何も考えずだらだらと「長い時間仕事をしているだけ」の人間には、彼女の真似はできないだろう。会社側にもそんな人間の要求を聞く余裕はない。むしろ「仕事の効率上げて残業代下げてよ」と言われるかもしれない。この意味で彼女は特別なのかもしれない。しかしそれなら会社側に要求しなくても、自分の努力次第で状況は変えられる。


大切なこと2 

いろんな当たり前は、実は当たり前ではない。「普通」なんてものはどこにもない。何も考えずにのは楽だろう。しかしそこで楽をしても大局的に見れば大きな、取り返しのつかない損をするだけだ。最悪なことに、何も考えていないとその大きな損の存在にすら気づけない。

僕たちは疑わなきゃならない、大切なものを知るために。